商品アイテム一覧
商品名 | 商品の特徴 |
---|---|
カスタム・メイド | 特別精密製作義眼 |
ウルトラ・シン | 超薄型シングルタイプ義眼 |
ウルトラ・シン-S | 環流孔付超薄型義眼 |
マイ・ライト | 軽量プロテーゼ |
マイ・ウェット | 親水性義眼専用素材 |
外装 | エピテーゼ |
お客様の状態やご希望に添うように、商品のバリエーションをご用意しております。どのタイプがお客様にとって使いやすいのか、じっくりとお話を伺いながら技術スタッフがお選びするお手伝いをいたします。
カスタム・メイド(オーダーメイド義眼)
現在、わが国における義眼は、殆どオーダーメイドにより製作されています。まれに予算などの理由から“レディメイド”(既製義眼)を希望する患者様もいらっしゃいますが、ストックの中から比較的適合するものを選んで装着するわけですので、当然のことながら色彩や形状等を完全にマッチさせることは難しく、従ってあまりすすめられません。
カスタム・メイドは、特に精密に製作するオーダーメイド義眼です。
装用前
装用後
ウルトラ・シン(超薄型シングルタイプ義眼)
ウルトラ・シンは、ひと頃の角強膜コンタクトレンズタイプの、ごくうすいシングル義眼で、虹彩の部分まで角膜のカーブに順応して作られます。また角強膜部の後面曲率半径を少しスティープに設計しますので、周辺保持をするようになり、従って角膜頂点が義眼の後面に接触しないから、刺激を軽減させることができます。このタイプだと、医師の判断により、従来のシングルより長時間の装用が可能となります。
(適応症) 眼球癆・角膜混濁・先天性小眼球・眼球萎縮などで、眼球が存在している方。虹彩付コンタクトなどでうまくいかない症例など。
ウルトラ・シン-S(環流孔付超薄型義眼)
特許No.2879678号
従来のシングルタイプ・ウルトラシンタイプのプロテーゼは、時として眼球と密着状態になり、そのために涙液が循環しなかったり、外すのも難しかったりしました。このたび開発した「ウルトラシン-S」は、プロテーゼの上部に小さな「環流孔」を2ヶ所あけることによって、涙液が出入りするため装用感や装用時間などが改善され、又、眼球との吸着状態がなくなるため、外すのも容易になり、更に上下の識別も容易になりました。装用感は従来の薄型義眼と比較して軽い感じがすると、御好評を頂いております。ウルトラ・シンは、ひと頃の角強膜コンタクトレンズタイプの、ごくうすいシングル義眼で、虹彩の部分まで角膜のカーブに順応して作られます。また角強膜部の後面曲率半径を少しスティープに設計しますので、周辺保持をするようになり、従って角膜頂点が義眼の後面に接触しないから、刺激を軽減させることができます。このタイプだと、医師の判断により、従来のシングルより長時間の装用が可能となります。
(適応症) 眼球癆・角膜混濁・先天性小眼球・眼球萎縮などで、眼球が存在している方。虹彩付コンタクトなどで、うまくいかなかった症例など。
マイ・ライト(軽量プロテーゼ)
義眼を装用した場合「どうも重量感がある」と訴えるケースがあります。特にダブルでサイズが大きい場合などに多い。また、実際に重量が重いと、義眼が下にさがり、上眼瞼が陥凹してみえ、外観上もよくありません。 これらを改善する目的でその内部を軽量化させて、軽減をはかったのが“マイ・ライト”です。また初期装用時の回転を防止する目的で、上部だけを軽くした“マイ・バラスト”も実用化されています。
マイ・ライト(右)軽いので水に浮く
断面模式図
重量比較図
マイ・ウェット(親水性義眼専用素材使用)
従来プロテーゼの材料は、PMMA(メタクリレート)が主に使用されて来ました。しかし、当社は、いち早くプロテーゼ専用材料の必要性を痛感し、積年の研究の結果、PMMAと親水性モノマーとの共重合による新材料の開発に成功。このマイ・ウェット材を使用して製作されたプロテーゼを装用しますと、違和感や異物感を和らげ、風に当ったり、運動したりした場合でも乾きにくくなります。これは、プロテーゼの表面親水性が向上したために「ヌレ性」が一段と向上した結果なのです。
※下記はわかりやすいようにブルーに着色した液を表面に落とした時の比較写真です。
<従来のPMMA樹脂材>液が水滴になり、なじみにくい
<“マイ・ウェット材”>液が表面に流れて、なじみやすい
(適応症) 眼球癆・角膜混濁・先天性小眼球・眼球萎縮などで、眼球が存在している方。虹彩付コンタクトなどでうまくいかない症例など。
外装義眼(エピテーゼ)
外装義眼(エピテーゼ)は、外傷や腫瘍などで、眼瞼などの一部や周辺部などが欠損している症例に対して使用されます。“レディメイド”はなく、残存部を参考に精密な彫塑を行い、それを原形としてシリコンラバーエラストマーを用い、成形します。必要に応じて睫毛の植毛も可能です。
維持固定は主に医療用粘着剤を用いますが、症例に応じ、他の方法と併用する場合もあります。
また、季節により変化する皮膚色への対応、エピテーゼと皮膚との境目の処理などについては、化粧品によるメイクアップを用いる場合もあります。
エピテーゼについては、その特殊性から、義眼と異なる配慮も必要です。最終的には美容上の改善を目的としたものですが、その受容にあたっては、事前の十分な説明と、患者さんの同意が必要と考えています。
装用前
装用後